迫るMONAの半減期!上げ要因は何か?

来月には半減期が来そう

モナコインは1,051,200ブロック間隔で半減期が来るよう設定されています。insight様によると現在までにブロックチェーンに追加されたブロック数は約101万ブロックくらいなので、あと約4万ブロックほどで到達する計算です。ブロックの追加は概ね90秒間隔で実行されるよう設計されているので、1日当たりのブロック追加量は

86400秒 ÷ 90秒 = 960ブロック

となり、ざっくり1000ブロックとしたら4万ブロックが追加されるまであと40日ほどですね。この計算でいけば7月中には半減期が訪れます。一般的に、仮想通貨市場では半減期が訪れると取引価格が上がると言われていますが、なぜでしょうか。今回はそのカラクリについて考えてみます

そもそも半減期って何?

国が自国の紙幣を刷って世の中に流通させるように、仮想通貨も一定の間隔で一定の量の通貨を発行して世の中に流通させるようプログラムされています。半減期とは、プログラムによって発行される通貨の量が従来の半分になるタイミングのことです。

多くの仮想通貨がそうであるように、モナコインもマイナーへのマイニング報酬として新規通貨を発行します。マイニングとは、AさんからBさんへのMONAの送金が正しいことを確認して承認する手続きのことです。このマイニングを実施してくれる人たちをマイナーと呼びます。仮想通貨の世界には取引を管理する中央機関がありませんので、その取引の第三者的立場であるマイナーたちの承認によって取引の正当性が担保されてます。マイナーも1利用者にすぎませんので、ネット環境さえあれば誰でもマイナーとなりマイニングに参加することができます。

無事に承認手続きをやり遂げたマイナーには、その労力に対する報酬として新規通貨が発行されます。モナコインでは現在、1回の承認手続きにつき50MONAがマイニング報酬として発行されていますが、半減期を迎えることによりこの報酬が半分の25MONAになる予定です。

なんで半減期なんてものがあるの?

マイナーの立場としては報酬が半分になるなど勘弁願いたいイベントかと思いますが、なぜこのような仕組みがあるのでしょうか。その理由は仮想通貨の設計思想にあります。実は多くの仮想通貨は将来的にデフレが起こるように設計されているのです。デフレが起これば1コイン当たりの価値が高まるため、所有者にとって利があると考えられているからです。

国の通貨はインフレが起こる

国が発行する通貨を考えてみましょう。ドルや円などは政府(中央銀行)によって発行量がコントロールされていますよね。円がたくさん発行されれば供給過多になって1円あたりの価値は下がります。これがインフレです。日本政府は1000兆円を超える借金返済のためにインフレ施策を推し進めていますが、インフレが進めば進むほど円の価値は下がっていきます。現在の為替相場では100万円は約9090ドルの価値ですが、これが将来的には8000ドルにも7000ドルにもその価値を落としてしまうかもしれません。これはあまりよろしくないことですよね。

仮想通貨ではインフレが起こらない

一方、仮想通貨には国や中央銀行といった通貨量をコントロールする機関はありません。あらかじめプログラムによって、通貨の発行量と発行するタイミングが完全に決められています。例えばモナコインの場合は概ね2100年頃までに1億512万MONAが発行されます。そして初回の半減期を迎えるまでに、このうちの半分である5256万MONAが発行されます。モナコインプロジェクトが始動したのが2014年1月ですので、約3年半で総発行量の半分が流通する計算です。

このペースで発行し続けてしまうと、さらにあと3年半後には全てのMONAを流通させてしまうことになります。MONAが流通し尽されるということは、それ以降はシステムからマイニング報酬が払われなくなるということですので、誰もマイニングをしてくれなくなります。マイナーがいなくなれば取引の正当性を担保する機能がなくなり、送金不能が起こるなど仮想通貨の信頼性が著しく損なわれます。

そこで、仮想通貨では「残発行数のうち半分が流通されたタイミング」で「新規発行数を半分にする」という設計がなされています。これが半減期の正体です。表にするとこんな感じです。

時期 年月 残発行数
(MONA)
流通数
(MONA)
新規発行数
(マイニング報酬)
(MONA)
モナコイン運用開始 2014年1月 1億512万 0 50
初回の半減期 2017年7月頃 5256万 5256万 25
2回目の半減期 2021年1月頃? 2628万 7884万 12.5
3回目の半減期 2024年7月頃? 1314万 9198万 6.25

半減期を迎えるたびに新規発行数が半分になっていきますので、必然的に世の中に供給される通貨の量も段々減っていきます。供給量が減れば希少性が生まれ1コインあたりの価値が上がっていくことが予想されますので、この特性から仮想通貨のことをデフレ通貨と呼ぶ人もいます。

ちなみに冒頭で「モナコインは1,051,200ブロック間隔で半減期が来るよう設定されている」と書きましたが、この数字は上表の「残発行数÷2÷新規発行数」によって算出される数字です。

半減期の効果

半減期が訪れると、仮想通貨の取引価格が上昇するといわれています。その理由は大きく分けて以下3点が考えられます。

  1. 仮想通貨のデフレ効果
  2. マイナーの減少抑止
  3. 半減期という期待感

1. 仮想通貨のデフレ効果

これは上述した通りです。そもそも仮想通貨自体がデフレ化するよう設計されていますので、発行数量が減る(供給量が減る)ことで1コインあたりの価値は上がると考えられます。ただし、これはあくまで「需要があれば」の話です。みんなが欲しがれば希少性は生まれますが、誰も欲しがらなければ希少どころかただのガラクタです。過去の記事でも度々書いていますが、現時点ではモナコインそのものの使い道はかなり乏しいため「モナコインを買いたい」人はほとんどいないはずです。

しかし幸いなことに、今は仮想通貨バブルが発生しいます。この2ヶ月でMONA相場が大きく跳ね上がったことからも分かるように、モナコインの機能を買いたいわけではないけど、投資商品としてのモナコインを買いたいという人は一定数います。今回の半減期については、この人たちからの需要が上げ要因となる可能性は考えられます。

2. マイナーの減少抑止

マイニング報酬が減ればマイナーのモチベーションが下がります。中には採算が合わなくなりマイニングをやめてしまうマイナーも出てくるかもしれません。マイナーが減れば減るほど承認が行われにくくなり、モナコインそのものの運用に支障が出てきます。BさんにMONA送ったのに誰も承認してくれないから届かないよー的なことが起こるかもしれません。

マイナーの存在は不可欠ですので、マイナーのモチベを維持するためにも取引価格が上がってくれたほうが全てのユーザにとって都合は良いわけです。そのために、積極的に取引して値を上げようという動きがもし出てくるのであれば、それが上げ要因に繋がるかもしれません。

とは言えマイナーが減ったら減ったでまた別の人が参入しやすくなるだけの話だと思っていますので、モナコインの運用に支障が出るほど深刻な状況にはそうそう陥らないのではないか、というのが個人的な見解です。

3. 半減期という期待感

「半減期になると価格が上がる?よく分からないけどみんなが上がると言ってるからきっと上がるんだろう、上がってくれるといいな!」という期待感は必然的に市場への注目を集めます。多くの人がその期待感を胸にチャートを眺めているその時に、明確な右肩上がりの傾向が見えてくれば間違いなくその期待感は購買意欲に変わります。

「もしかしたら上がるかもねー」が「やっぱ上がるんじゃん!」に変わる可能性が非常に高いことが、半減期というビッグイベントの最大の上げ要因ではないでしょうか。ある種のお祭り感覚でみんなでソワソワしながらチャートを眺めましょう!

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